18年度の観光客数、札幌は4年連続で最多に
札幌市は18日、2018年度の市内の観光客数が約1584万6千人(前の年度比3.8%増)だったと発表した。実数ベースでは約57万5千人増え、4年連続で過去最多を更新した。昨年9月の北海道胆振東部地震の影響で9~10月は前年同月と比べ減少したものの、その他の月では前年同月を上回っていた。

外国人宿泊者数も約271万9千人で過去最多を更新。前の年度から約14万7千人(5.7%)増加している。地震直後は旅行の手控えムードが広がったが、「北海道ふっこう割」の効果も出てその後は持ち直した。
外国人宿泊者を国・地域別にみると、中国が約67万人(8.2%増)でトップ。韓国(約63万5千人)、台湾(約50万2千人)と東アジアが続いた。増加率が最も高かったのがタイで、49.0%増の約20万3千人だった。ベトナム(46.0%増)やフランス(30.8%増)も実数は少なかったが、増加率は高かった。
観光施設ごとの入場者数で最多は札幌ドームで、約271万4千人(8.5%減)だった。円山動物園は約101万人(24.2%増)と入場者数が大きく増えた。