2019年8月23日(金)

受験勉強「恐怖で支配」 名古屋の小6刺殺で父親に19日判決

2019/7/18 20:15
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2016年8月、名古屋市北区のマンションで小学6年の長男を刺殺したとして、殺人罪に問われた父親の佐竹憲吾被告(51)の裁判員裁判で、名古屋地裁(斎藤千恵裁判長)は19日、判決を言い渡す。検察側は「教育の名を借りた虐待」として懲役16年を求刑、被告は起訴内容を否認し弁護側も傷害致死罪に当たると主張しており、判断が注目される。

起訴状によると、佐竹被告は16年8月21日、長男の崚太さん(当時12)の胸を包丁で刺し、失血死させたとしている。

公判では被告自身が通った難関私立中への進学を目指し、勉強させようと長男を「恐怖で支配した」実態が明らかになった。自宅では自ら勉強を教え、「反抗的」な態度が目に付くと怒鳴り声を上げるように。素直に言うことを聞かせるため5年の冬には刃物で脅すようになったという。

自身も受験勉強を巡り父親から暴力を受けていた。やり過ぎをとがめる元妻を「受験したことのないやつが、がたがた言うな」と遠ざけた。公判で元妻は「隣に刃物を持った人がいて、勉強に集中できるのか。それが父親で崚太はどう思ったか」と問い掛けた。

包丁が刺さった瞬間は「全く分からない」と述べた被告。検察側と弁護側双方の精神鑑定を担当した医師は公判で、「当時の記憶が失われている」と指摘した。〔共同〕

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