タイ自動車生産、2カ月連続前年割れ
ローン引き締めで減速

アジアBiz
2019/7/18 16:15
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【バンコク=岸本まりみ】タイ工業連盟(FTI)は18日、6月の自動車生産台数が前年同月比9%減の17万2878台だったと発表した。2カ月連続で前年実績を下回った。米中貿易摩擦のあおりで輸出向けの低調が続き、国内販売向けも金融機関による自動車ローンの引き締めが響いた。

タイの国内販売向けの自動車生産は減速が目立つ(3月、バンコク国際モーターショー)

仕向け地別にみると、輸出向けは12%減の8万4226台だった。オーストラリア向けなどの生産が落ち込んだ。

国内向けは5%減の8万8652台だった。タイでは不良債権比率の高まりに対する懸念から、タイ中央銀行が金融機関に自動車ローンの貸し出し基準の厳格化を求めていた。FTIは国内向けの落ち込みについて「ローンの引き締めで購買力が落ち込んだ」と分析している。

1~6月累計の生産台数は前年同期比1%増の106万5945台だった。FTIは米中対立による世界経済の減速を織り込み、2019年の年間生産台数を前年比1%減の215万台と予想していた。ただ足元では成長を支えてきた国内需要の失速が鮮明になっており、年初に示した予想に届くかは不透明だ。

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