2019年8月23日(金)

コネクテッドロボティクス、調理ロボの実験を公開

2019/7/18 14:55
保存
共有
印刷
その他

調理ロボットベンチャーのコネクテッドロボティクス(東京都小金井市)は18日、ホテルでの調理ロボットの朝食サービスの実証実験を公開した。同社が開発し、目玉焼きなど複数の食材を加熱し提供する。ホテルの朝食でライブ感を演出し、従業員不足も支援する。

コネクテッドロボティクスは朝食ロボットを開発しホテルで実証実験した(18日、東京
・港)

コネクテッドロボティクスは、銀のカップに入った目玉焼きやベーコン、温野菜をプレート上で焼いて提供するロボット「ロレイン」を開発。都内の「カンデオホテルズ東京六本木」で実証実験をした。

このロボットは9分で2人分の朝食を作る。東京大学や東京農工大学のインターンの学生らを中心としたプロジェクトで、15万円前後のロボットに物体の動作などをプログラミングし、3Dプリンター製のハンドを取り付けて調理できるようにした。食材の入ったカップや蓋をつかんで配置し、5分間ほど加熱してからおぼんにならべる。

もともと個人向けロボットとして開発し、米テキサスで3月に開かれたスタートアップの祭典「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」にも出展したが、今回新たに観光客などが見ても楽しめるホテル仕様として開発した。

今後は「ニーズの高い卵料理でスクランブルエッグなどメニューを増やしたり、調理にシェフのノウハウなどを入れたりしておいしさを追求したい」(東京大学の宮武茉子さん)という。

カンデオ・ホスピタリティ・マネジメントの鈴木麻美ヴァイスプレジデントは「ホテルも他業種と人材の取り合い。人材不足も補いつつ、お客さんにも楽しんでもらえれば」と話した。ホテルの8割を占める海外客は写真をとるなどして珍しそうに見学していたという。今後の商品化は、時間も限られる朝食で素早く供給できるかどうかがカギになりそうだ。

コネクテッドロボティクスは調理に特化したベンチャーで、テーマパーク「ハウステンボス」で稼働するたこ焼きロボットなどを手掛け、このほどグローバル・ブレイン(東京・渋谷)やソニーイノベーションファンドなどから約8.5億円を調達した。(西岡杏)

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。