大日本印刷、知財活用のイベント事業参入 人気アニメ、漫画など

大日本印刷は17日、IP(知的財産)を活用したイベント事業を始めると発表した。人気のアニメや漫画、ゲームなどのIPを保有する企業と連携。イベント利用の権利を買い取るなどして、自社の持つAR(拡張現実)など最新のデジタル技術と組み合わせたイベントを展開していく。物販などを含め、イベント関連事業で2021年3月までに累計50億円の売り上げを目指す。
イベントは国内外で展開予定。大日本印刷がイベントに合わせてグッズや飲食メニューなども新たに開発し、事業領域を広げていく。自社技術を活用し、プロジェクションマッピングやAR、VR(仮想現実)などを駆使したイベントを展開する計画。地域の活性化にもつなげていきたい考え。
第1弾として、カプコンの人気ゲーム「モンスターハンター」のIPを活用したイベントを10月31日から東京・秋葉原で開催する。プロジェクションマッピングなどを手掛けるネイキッド(東京・渋谷)が演出を手掛ける。音や振動などを使って「モンスターハンター」の世界に入り込み、ゲームに登場する「モンスター」の気配や迫力を感じられるイベントになるという。