「一般道で給油OK」1年延長 東海北陸道・福光IC
中日本高速、20年7月まで
中日本高速道路は東海北陸自動車道の福光インターチェンジ(IC、富山県南砺市)で実施している路外給油サービスの社会実験を、2020年7月まで1年延長すると発表した。福光ICの周辺区間では高速道路上に150キロメートル以上ガソリンスタンドがなく、ガス欠で車が立ち往生するトラブルが目立つ。実験期間を延長し、燃料切れ対策の効果を検証する。
実験期間中は福光ICを給油目的で下りて指定したガソリンスタンドで給油すれば、本来の目的地まで高速道路を下りずに走行した場合と同じ料金で済む。自動料金収受システム(ETC)を搭載した車が対象で、1時間以内に福光ICに戻ることが条件だ。
岐阜県のひるがの高原サービスエリア(SA)と富山県の有磯海SAの間は、150キロメートル以上にわたりガソリンスタンドの空白区間となっている。中日本高速の担当者は「実験でガス欠で止まる車が減ってきた。継続して効果を検証していく」と延長の狙いを話す。
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