2019年8月21日(水)

玉川高島屋 館内放送にAI活用 自然な読み上げ

2019/7/17 18:08
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玉川高島屋ショッピングセンター(東京・世田谷)は人工知能(AI)を活用した館内放送を始めた。速報サービスのSpectee(スペクティ、東京・千代田)が開発したAI「荒木ゆい」を使い、パソコンに入力した内容を即座に読み上げる。抑揚など人に近い自然な発声が可能という。専門的な訓練が必要なアナウンスの仕事をAIに代替させて人手不足に対応し、業務の効率も高める。

玉川高島屋ショッピングセンターでAIを操作するインフォメーション係

AIの「荒木ゆい」はアナウンサーが実際に読み上げた約10万件のニュース音声を機械学習している。放送業界を中心に導入が始まっており、夜間の緊急ニュースなどで実際に使われている。百貨店での運用は初めてという。16日に玉川店で館内放送を始めたが、従業員も合成音声だと気づいていない様子だという。

百貨店での放送は迷子の呼び出しや店舗から客への伝言、イベントの告知など内容が様々で、録音放送が適さない。繁忙期には30分ごとに数種類の放送をするため、業務負担が大きかった。

肉声での放送には、通常1人当たり12時間程度のアナウンスの研修が必要という。教育係を確保するのも難しく、AIの活用を決めた。

「荒木ゆい」を法人向けに販売するソニービジネスソリューションは今後、流通業界での導入を進めていきたいという。

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