2019年8月26日(月)

中国ネット大手、教育事業を米国上場へ

アジアBiz
2019/7/17 19:30
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【上海=松田直樹】中国ネット大手の網易(ネットイース)が、教育事業を展開する子会社の米国上場を検討していることが17日分かった。米ブルームバーグ通信などが報じた。上場により3億ドル(約320億円)の資金調達を計画している。ハイテク分野で米中の争いが激しくなるなか、中国は人工知能(AI)にたけた人材の育成や教育に力を入れている。上場で拡大が見込める関連事業への投資を強化する。

ネットイースは子供向けのAI教育の展開に力を入れる(同社が杭州で開いたイベント)

米国上場を検討しているのは、ネットイースの子会社「網易有道」。子供向けのAI分野などの教材の開発・販売事業を展開している。ブルームバーグ通信によると時価総額は最大で20億ドル前後になるとみられ、早ければ年内にも上場する見通しだという。ネットイースは2000年に米ナスダック市場に上場している。同社は子会社の上場について「コメントを控える」としている。

中国は米国に比べてAIなどの技術者の育成では後れをとっている。AI関連の知識を持つ技術者が米国は約85万人いるが、中国は約5万人にとどまるとの試算がある。

そのため中国は国を挙げて人材の育成に本腰を入れており、19年からは上海などの小中学校、高校でAIに関する授業の導入が相次いで始まっている。ネットイースはこうした高い成長が今後も期待できる教育分野の需要を、上場を機に一段と取り込みたい考えだ。

ネットイースの主力事業はポータルサイトの運営のほか、騰訊控股(テンセント)に対抗するゲーム事業なども強いことで知られる。

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