2019年8月21日(水)

レノボ・ジャパン、エッジコンピューティングに参入

BP速報
2019/7/17 15:45
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日経クロステック

中国レノボ・グループ日本法人のレノボ・ジャパン(東京・千代田)は16日、端末側で情報を処理する「エッジコンピューティング」向けデバイスに参入し、エッジ向け超小型パソコンの新製品2種を同日から販売すると発表した。都内で開催したイベント「Transform 3.0」では新製品の「ThinkCentre M90n-1 Nano IoT」と「ThinkCentre M90n-1 Nano」を展示し、開発中のエッジサーバー「ThinkSystem SE350」も公開した。

ThinkCentre M90n-1 Nano IoT(撮影:森元美稀)

ThinkCentre M90n-1 Nano IoT(撮影:森元美稀)

「あらゆるモノがネットにつながるIoTが普及してIT(情報技術)とOT(制御技術)がすごいスピードで融合するなか、エッジデバイスの必要性は高まっている。個人情報保護や通信面での課題を解決するため、クラウドからエッジに回帰する流れが生まれている」。説明会に登壇した同社の安田稔執行役員副社長はこう強調した。

ThinkCentre M90n-1 Nano IoTはエッジコンピューティングに特化した小型ゲートウエイである。Windows 10 Pro 64bitとインテルCore i3 プロセッサーを搭載したモデルを用意するなど、デスクトップパソコン並みの性能を備える。

エッジデバイスが置かれる厳しい環境に対応するため、外部にもヒートシンクを搭載したファンレス構造を採用した。50度までの動作保証温度を実現し、ほこりの吸い込みによるトラブルをなくせるという。無線通信はWi-FiとBluetooth(ブルートゥース)、LTE(4G)、LoRaWan(ローラワン)に対応する。

本体寸法は約179×34.5×88ミリメートル、重さは約720グラム。価格は4万5000円(税抜)からである。

ThinkCentre M90n-1 NanoはIoT向け小型パソコンだが、オフィス用のパソコンとしても使える。低消費電力が特徴で、同社によると1台当たり年間1500円のコストを削減できるという。USB Type-Cで給電できる同社のモバイルバッテリーにつないで使うことも可能。

本体寸法は約179×22×88ミリメートル。ゴルフボールだと横幅4個分、奥行き2個分相当の大きさという。重さは約505グラム、価格は7万4000円(同)から。

エッジサーバーのThinkSystem SE350は、ThinkCentre M90n-1 Nano IoTよりもさらに高度なデータ処理を担うデバイスとの位置付けだ。過酷な環境に設置されることが想定されるため、動作可能温度は0~55度で、防じん対応も施した。

標準的な1Uサーバーの半分の大きさに収め、OS(基本ソフト)からは暗号化の認証キーが見られないようにするなどセキュリティー面の向上も図っているという。2019年内の正式発表を予定する。

「ThinkSystem SE350」を片手で楽々と持ち上げて見せるレノボ・エンタープライズ・ソリューションズのジョン・ロボトム社長(撮影:森元美稀)

「ThinkSystem SE350」を片手で楽々と持ち上げて見せるレノボ・エンタープライズ・ソリューションズのジョン・ロボトム社長(撮影:森元美稀)

(ライター 森元美稀)

[日経 xTECH 2019年7月16日掲載]

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