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地球似惑星に致死的放射線 生命存在に過酷な環境

太陽以外の恒星の周囲にある惑星「系外惑星」には、地球にいるような生物にとって致死的な強さの宇宙放射線が届く可能性があると、京都大や日本原子力研究開発機構などのチームが発表した。恒星から一定の距離にある系外惑星には液体の水が存在し、地球と同様に生命が存在する可能性が指摘されている。だが恒星での爆発現象「フレア」による放射線にさらされる恐れがあり、過酷な環境という結果だ。

 恒星(左)と生命が存在する可能性がある惑星の想像図(京都大提供)=共同

チーム代表の山敷庸亮京大総合生存学館教授(地球惑星科学)は「そうした惑星でも、海の中では放射線が遮られて生命が発達する可能性はある」と話した。

チームは、恒星から適度な距離がある領域「ハビタブルゾーン」にある系外惑星のうち12個に着目。恒星で発生するフレアの規模と頻度のデータから、惑星の位置や大気の状態などを考慮し、惑星に届く放射線を試算した。

太陽系から約4.2光年と、これまで見つかった中で最も近い系外惑星「プロキシマ・ケンタウリb」には年1回程度、恒星のフレアにより、人間には致死的線量となる約8シーベルトの放射線が届く。約40光年の「トラピスト1e」では約6シーベルト。この2個の惑星は大気が薄く磁場がないとみられ、放射線を防ぐことができないという。残り10個の系外惑星も放射線の影響を無視できないとした。

〔共同〕

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