2019年8月20日(火)

給食詰まらせ死亡、「対応不適切」と調査委 大分

2019/7/17 9:45
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大分県別府市の特別支援学校で2016年、女子生徒が給食を喉に詰まらせ死亡した事故で、県教育委員会の事故調査委員会は、食事中に常時見守っていなかったり心肺蘇生をしなかったりした教職員の対応を「大きな問題」「不適切」とする報告書をまとめ、17日までに県教委に提出した。調査委委員長を務める藤本保医師は「これらの対応が死亡に至ったひとつの要因」との見解を示した。

事故は16年9月15日に県立南石垣支援学校で発生。知的障害のある林郁香さん(当時17)がランチルームでの給食中、見守り役の担任教諭が席を立った間に、卵焼きを喉に詰まらせ床に倒れた。救急搬送されたが、同10月2日に死亡した。

調査委は医師や弁護士らで構成。報告書では食事中の見守りを徹底し、救急体制のシミュレーションを行うといった再発防止策も盛り込み、実施状況について1年後をめどに両親に報告するよう求めた。

郁香さんの母、香織さん(49)は、教職員の対応と死亡との因果関係を一定程度認めた藤本氏の見解を評価しつつ「報告書に明記されなかったことは残念」と複雑な心境を漏らした。

香織さんら両親の告訴を受けた別府署は昨年5月、当時の男性校長(57)や担任の女性教諭(44)ら4人を業務上過失致死の疑いで書類送検している。〔共同〕

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