2019年8月20日(火)

米J&J、42%増益 事業売却益が底上げ 4~6月

2019/7/17 3:57
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【ニューヨーク=西邨紘子】米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が16日発表した4~6月期の決算は、純利益が前年同期比42%増の56億700万ドル(約6100億円)だった。売上高は205億6200万ドルで1%減ったが、事業売却益とコスト削減で収益の大幅増につなげた。為替など特殊要因を除いた1株利益は2.58ドルで、市場の予想(2.46ドル程度)を上回った。

集団訴訟に対して会社側は法廷で争う姿勢を示している=ロイター

最大事業の処方薬は約2%増収。抗炎症やがん治療薬の販売が好調だったが、特許切れ製品の販売減が伸びの一部を相殺した。ベビー用品を含む消費者向け用品は1%増収だった。医療器具・診断機器は事業売却で売り上げが目減りし、7%の減収だった。

2019年通期の業績予想は売上高(事業買収・売却などの影響を除いたベース)で前年比3.2~3.7%増とし、前回予想(同2.5~3.5%増)から引き上げた。ただ、特殊要因を除いた1株利益ベースでの見通しは、前回予想(8.53~8.63ドル)を据え置いた。

J&Jは、医療用麻薬オピオイド鎮痛薬の販売手法や、同社製ベビーパウダーの安全性を巡り、米国で1万件を超える訴訟に直面、多額の支払いが発生するリスクを抱える。J&Jのジョセフ・ウォーク最高財務責任者(CFO)はこれらの訴訟について「今後も(J&Jの)製品が安全であり、会社が責任ある行動をとった点を主張していく」とコメントし、引き続き法廷で争う姿勢を示した。

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