2019年8月19日(月)

ホルムズ海峡でUAEタンカー不明か イラン領

イラン緊迫
2019/7/17 3:19
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16日、核合意の義務履行削減を続けると指摘したイランのハメネイ師(同師のウェブサイト)=ロイター

16日、核合意の義務履行削減を続けると指摘したイランのハメネイ師(同師のウェブサイト)=ロイター

【ドバイ=岐部秀光】AP通信によると、原油輸送の要衝ホルムズ海峡で13日、アラブ首長国連邦(UAE)の小型タンカー「リア」がイラン領内で消息を絶ったことが16日までに明らかになった。詳細は不明。6月以降、同海峡近くでは何者かによるタンカーへの攻撃が相次ぎ、偶発的な衝突のリスクが指摘されている。不測の事態に備え米軍も警戒を強めていたさなかだった。

「リア」は全長約58メートルの石油タンカー。イラン領内に入った後、衛星の通信スイッチが切られた。UAEの港に向かっていたが、急に航路を変え、イラン領海で停止したもようだ。米当局はイランによってタンカーが拿捕(だほ)された疑いがあるとみている。

一方、イラン最高指導者のハメネイ師は16日、米国が離脱したイラン核合意を維持するうえで欧州諸国が義務を果たしていないと批判した。「われわれは核合意の義務の履行を減らし始めたが、これに欧州が反対するとは、なんと傲慢なことか」と述べた。義務の履行削減を今後も続ける立場を強調した。

イランが核関連の活動の制約を受け入れる代わりに、欧米が対イラン制裁を解除するという内容の核合意は、米の離脱と米制裁の復活で骨抜きとなった。米制裁の効果が強力で、欧州企業もイランビジネスを進められない。イランは合意の制限を超えたレベルまでウランの濃縮をはじめるなど、核合意から逸脱を始めている。

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