2019年9月18日(水)

ポンド相場、対円で半年ぶり安値 英中銀利下げ観測

2019/7/16 18:37
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外国為替市場で英ポンドが主要通貨に対して下落基調をたどっている。16日の東京市場では対円で1ポンド=134円台後半まで下がり、約半年ぶりの安値を付けた。英国の次期首相に欧州連合(EU)からの離脱強硬派が就くとの見方が強まり、景気の悪化や英中央銀行の利下げ観測を背景としたポンド売りが膨らんでいる。

対円のポンド相場は1ポンド=146円台だった5月上旬からほぼ一貫して下落を続け、1月3日の年初来安値(133円95銭)以来の水準となった。対ドルでもここ2カ月ほどで1ポンド=1.31ドル台から1.24ドル台まで下がり、対ユーロでも売られている。

ポンド全面安の要因は英国のEU離脱を巡る先行き不透明感だ。5月下旬にメイ英首相が退陣を表明し、次期首相を選ぶ与党・保守党の党首選では10月末のEU離脱を主張するジョンソン前外相の選出が有力視されている。市場では「合意なき離脱」への警戒感が高まり、ポンドを敬遠する動きが広がっている。

英国内では景況感の悪化を示す指標が目立ち始め、4~6月期はマイナス成長に陥ったとの見方も出ている。景気の下支えを狙った英イングランド銀行(中央銀行)の利下げ観測も浮上し、「市場は来年1月までに6割の確率で利下げに動くとみている」(みずほ銀行の唐鎌大輔氏)。

通貨先物市場では投機筋のポンドの売り持ち高が約10カ月ぶりの高水準に積み上がり、投資家の先安観を映している。

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