2019年8月23日(金)

元富山市議会議長、政活費詐取を否認 初公判

2019/7/16 17:13
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富山市議会の政務活動費不正を巡り、約72万円の政活費をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた元議長の村上和久被告(58)は16日、富山地裁(大村泰平裁判長)の初公判で「(印刷代として)支払いをし、印刷もしている」と述べ、起訴内容を否認した。

初公判を終え、富山地裁前で取材に応じる富山市議会元議長の村上和久被告(16日午後)=共同

富山県内では2016年夏以降、県議会と富山、高岡両市議会で政活費の水増しや架空請求が相次いで発覚し、計18人が辞職した。詐欺罪に問われた矢後肇元県議会副議長(59)が昨年5月、執行猶予付きの有罪判決を受けたが、現職市議が起訴されたのは初めて。

検察側は冒頭陳述で、村上被告から書き直しを求められることが多かったために、印刷会社が金額や宛先が空欄の領収書を同被告に渡すようになったと指摘。「同社は11年に廃業、印刷を依頼していないにもかかわらず、妻らに内容虚偽の領収書を作成させた」と明らかにした。

また当時、同じ自民会派で元市議の谷口寿一被告(56)=詐欺罪で起訴=が「政活費を使い切ることができない」と相談した際、村上被告は領収書を渡し「あまり極端な使い方をしないよう」と求めたという。

弁護側は「実際に依頼し、印刷代も支払われているので、詐欺罪に当たらない」と主張した。

起訴状などによると、村上被告は12年4月~14年4月、広報誌の印刷代として虚偽の領収書を作成し、計約72万円を詐取したとしている。

村上被告は1995年に初当選。政活費問題の再発防止に取り組む検討会で座長を務め、17年に議長に就任した。

〔共同〕

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