東北財務局長の原田健史氏 「地域資源磨く知恵を」
(登場)

2019/7/16 16:49
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「東京で映像を通して見ていたのと、現地に立って受ける印象はまったく違った」。12日に着任してすぐ、東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた岩手と宮城の沿岸部を訪れた。昔の姿とほど遠い町の姿を目にし、立ちすくんだ。震災復興や少子高齢化に直面する東北経済。「地域資源を磨いて知恵を出し合う必要がある」。そのためのサポートは惜しまない。

東北財務局長に就任した原田氏

大蔵省(現財務省)入省後は理財局や金融庁で金融機関の監督業務や政策金融などにかかわってきた。強く印象に残っているのが官民ファンドの地域経済活性化支援機構(REVIC)での仕事だ。金融機関など民間企業出身者が9割を占める組織。そこで地方の企業再生に取り組んだ。

秋田にある玉川温泉の宿泊施設の再生では地元金融機関と連携した。人材も送り込んで再生にこぎ着けた。出張で何度も現地を訪れ「肌を刺す強酸性の湯につかったことが思い出にある」と振り返る。民間の考え方や再生手法を学んだことは財産になったという。

東北の勤務は初めて。父親の転勤で小学校高学年から中学生までブラジルのサンパウロで暮らした。小さいころから体を動かすことで好きで、大学時代は陸上ホッケー部に所属。今は趣味のジョギングで汗を流す。出張先にシューズを持参し、時間を見つけて走ることも。週末は仙台市内を駆け抜ける。

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