農水省、アフリカ豚コレラ対策強化 空港の探知犬増

2019/7/16 15:00
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アフリカ豚コレラが見つかった農場周辺で作業する警察官ら(2月、河北省)=ロイター

アフリカ豚コレラが見つかった農場周辺で作業する警察官ら(2月、河北省)=ロイター

農林水産省は16日、中国などで流行する家畜伝染病「アフリカ豚コレラ」の対策を強化すると発表した。違法な肉の持ち込みを調べる探知犬を年度内に13頭増やすほか、野生動物の農場への侵入を防ぐ防護柵の設置を補助する。アフリカ豚コレラは日本ではまだ発生していないが、旅客が持ち込んだ豚肉からウイルスが見つかっており、流行が懸念されている。

アフリカ豚コレラは豚やイノシシの病気で、致死率が高く感染力も強い。岐阜や愛知で発生する豚コレラと異なり、ワクチンによる治療法がない。中国は昨年夏に発生して以降、大規模な流行が続いており、ベトナムやモンゴルなど近隣国の豚にも感染が広がっている。アフリカ豚コレラが日本でも発生すれば国内養豚業は大きな打撃を受ける。

今回実施する養豚場を囲う柵の設置支援は、ウイルスを媒介する野生イノシシが生息する地域を幅広く対象にする。探知犬の増頭により、年度内に全国で53頭の犬が違法な貨物の持ち込みを検査できるようになる。一連の対策は愛知や岐阜で発生している豚コレラのまん延防止にも効果があるという。

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