2019年8月19日(月)

バーンスタインのミュージカル、佐渡裕が「オペラ」に

文化往来
2019/7/21 6:00
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ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」の音楽で知られ、指揮者としても活躍したレナード・バーンスタイン(1918~1990年)。彼の薫陶を受けた指揮者の佐渡裕が、自身が芸術監督を務める兵庫芸術文化センター管弦楽団を指揮し、バーンスタイン初期のミュージカル「オン・ザ・タウン」を「オペラ」として上演している。同作がフルオーケストラで上演されるのは日本で初めて。佐渡は「バーンスタイン作品の中では目立たないが、エンターテイナーとしての彼の原点がある」と語る。

佐渡裕と兵庫県立芸術文化センターが制作した「オン・ザ・タウン」=飯島 隆撮影

佐渡裕と兵庫県立芸術文化センターが制作した「オン・ザ・タウン」=飯島 隆撮影

「オン・ザ・タウン」は1944年、バーンスタインがまだ20代の時に上演された作品だ。陽気な水兵の男3人がニューヨークで休暇を取り、それぞれが女性とのロマンスを楽しむ。49年には映画化され、歌手のフランク・シナトラ、俳優ジーン・ケリーらが出演し人気を博した。ミュージカルとしては話の筋が単純すぎるためか、上演される頻度はウエスト・サイド・ストーリーと比べるとはるかに少ない。しかし、佐渡は「音楽としてはジャズの要素を取り入れ、キャッチーなメロディーが魅力的。何も考えずに笑って楽しめる作品になっている」と評価する。

「グローバルな舞台になる」と語る佐渡裕

「グローバルな舞台になる」と語る佐渡裕

ミュージカル作品として知られるが、今回はあえて「オペラ」と銘打つ。「歌唱、ダンス、演技、オーケストラも含め、オペラのような総合芸術的な側面がある」(佐渡)ためだ。演出は英国はじめ欧米で高く評価されている英国人のアントニー・マクドナルド。歌手やダンサーは英国でオーディションにより選んだ。「米国の作品を英国人が演出し、日本人が指揮・演奏する。グローバルな舞台になる」。7月21日まで神戸市の兵庫県立芸術文化センターで、25日~28日に東京・上野の東京文化会館で上演される。(岩崎貴行)

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