香港デモで40人超逮捕 政府トップ「暴徒」と非難

2019/7/15 20:45
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「逃亡犯条例」改正案に反対するデモが続いている(14日、香港)=AP

「逃亡犯条例」改正案に反対するデモが続いている(14日、香港)=AP

【香港=共同】香港警察は15日、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案を巡り、香港・新界地区で14日夜に起きたデモ隊と警官隊の衝突で、40人超を逮捕したと発表した。香港メディアによると違法集会などの疑い。香港の医療機関は、28人が負傷し、うち2人が重傷と明らかにした。

香港政府トップの林鄭月娥行政長官は15日、報道陣に対して「暴徒が好き勝手に警官を襲撃した」とし、デモ隊の一部を「暴徒」と位置付け強く非難。林鄭氏が中国政府に辞任を申し出たが、拒否されたとの英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の14日の報道については「仕事を続ける熱意がある」と述べ、続投の意向を改めて示した。

中国外務省の耿爽副報道局長は15日の記者会見で、FT報道に関して「聞いたことがない」と述べ、林鄭氏への「確固とした支持」を強調した。

14日の衝突はショッピングモール内で発生、双方が警棒と雨傘などで激しく殴り合った。警察側によると、デモ隊に指をかみちぎられるなどして警官10人が負傷。警察トップの盧偉聡・警務処長は15日、違法行為を行ったデモ参加者の刑事責任を徹底追及すると表明した。

改正案の撤回を求めるデモは香港各地に広がり、若者らと警官隊の衝突が常態化している。デモ隊側は警察の「暴力」を究明する独立調査委員会の設置などを要求。一方、警察側にも過激な行為を繰り返す若者らに対する不満が高まっている。

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