北越コーポ、三菱商事と業務提携解消

2019/7/12 22:10
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北越コーポレーションは12日、三菱商事と2006年から結んできた業務提携を解消すると発表した。原材料の調達や販売面で協力してきたが、海外販売の拡大などで一定の成果が出たとして、1年ごとに更新してきた提携契約を更新せずに満了する。

北越コーポレーションは海外事業を強化してきた(主力の新潟工場)

三菱商事は北越コーポの株式の19.32%を保有する筆頭株主。06年に王子製紙(現王子ホールディングス)が北越製紙(現北越コーポ)に敵対的TOB(株式公開買い付け)を仕掛けたことを受けて、三菱商事が北越の第三者割当増資を引き受けた経緯がある。

三菱商事は13年にも持ち株の一部を売却した。今後の資本関係について北越コーポは「今のところ変わらない」(広報室)、三菱商事は「コメントを差し控える」(広報部)としている。

両社は業務面では紙の原材料であるチップの調達や国内外の紙販売で提携し、三菱商事からは北越に役員も派遣した。北越コーポの岸本晢夫社長は三菱商事出身だ。業務提携の契約は最初は5年間で結び、その後は1年ごとに更新してきた。7月20日に満了日を迎えるが、更新しないことにした。

北越コーポの19年3月期の海外売上高比率は35%。20年3月期までの中期経営計画では25%を目標として掲げており、前倒しで達成したかたち。15年には三菱商事からカナダのパルプ製造会社、アルバータ・パシフィック・フォレスト・インダストリーズを買収した。8月には中国でレシート用紙などに使う感熱紙の生産も始める。北越コーポは「海外事業の基盤作りが完了した」としている。

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