2019年8月21日(水)

マレーシア、配車の運転手規制を3カ月延期

アジアBiz
2019/7/12 20:44
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【シンガポール=中野貴司】マレーシアのマハティール政権は12日の閣議で、同日付で導入予定だった配車サービスの運転手に課す新規制を実質的に3カ月延期する方針を決めた。新たに必要となる免許の合格者が全体の10%程度にとどまっているためで、運賃上昇などの混乱を回避する狙いだ。

配車規制の実質延期でひとまず混乱は回避されることに=ロイター

政府はタクシー業界と競争条件をそろえる目的で、12日から配車サービスの運転手に公共サービス車両(PSV)免許の取得を義務づける新規制を施行する方針だった。政府は新規制の導入を1年前から公表していたが、12日時点でも20万人以上とみられる運転手のうち、PSV免許の試験の合格者は2万2981人にとどまっていた。

配車サービスの運賃は需給によって変動する仕組みのため、新規制によって稼働車両数が減ると運賃が上がる懸念があった。配車までの待ち時間も長くなり、利用者の不満が高まる恐れがあったため、政府は新規制の施行当日に急きょ実質延期を決めた。今後3カ月間はPSV免許を持っていなくても、引き続き営業できるという。

ただ、今後3カ月間でPSV免許の合格者が大幅に増えないと、新規制の導入後に混乱が起きる可能性は消えていない。円滑な導入に向けて、政府と事業者双方の努力が必要となる。

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