2019年7月18日(木)

決勝進出のハレプ、闘争心尽きず ウィンブルドン

2019/7/12 19:50
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11日に行われたテニスのウィンブルドン女子シングルス準決勝で、第7シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)は第8シードのエリナ・スビトリナ(ウクライナ)を6-1、6-3で下し、同種目のルーマニア勢で初めて決勝に進んだ。

女子シングルス準決勝で、エリナ・スビトリナに勝利したシモナ・ハレプ=共同

ボールを追いかけることを諦めない2人の対決は、第1セットの最初の2ゲームだけで20分もかかった。

どちらのゲームも制したハレプは「疲れた。3ゲーム目にはもうプレーできないと思ったほど。だから落としちゃった」。相手はもっと疲弊していた。闘争心を絞り出し続けたハレプが残り50分で退けた。「芝でのベストゲーム」と自賛する。

黒海に面したルーマニア、テニスどころのコンスタンツァ出身。「砂浜や海でよくトレーニングした」そうで、女子テニスでは屈指のフィットネスを誇り、クレーを得意としてきた。過去4度の四大大会決勝進出のうち、3度は全仏だ。そして勝ったのも全仏。芝は苦手とみられていたが、今大会は強さが際立つ。

コートの左右だけでなく、ボールのバウンドを変えることで縦にも広く活用できている。そのリズムに相手がいつの間にか引きずりこまれて負けてしまう。15歳の旋風ガウフ(米国)を止めたのもハレプだ。

「(芝のイレギュラーな)バウンドが怖くなくなった。どう対応すればいいか分かるようになった」。今大会も2週目に入り突然、気づいた。「あ、芝でも私にチャンスはあるなって。フットワークが安定しているし、正しい戦術さえとれば勝てるって」

ハレプの母の夢は娘がウィンブルドン決勝、満席のロイヤルボックスの前でプレーすることだったそう。「夢がかなったわけで、絶対楽しめることは確か」とハレプ。

決勝の相手セリーナ・ウィリアムズ(米国)との対戦成績は1勝9敗だが、「四大大会決勝でセリーナとやれるのは最高。勝ったらうれしいし、負けても前を向けばいい。プレッシャーのない、いい立ち位置にいる」。自信もかつてないほどありそうだ。(ウィンブルドン=原真子)

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