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経営危機の稚内北星学園大、年内に存廃の方向性

稚内北星学園大学(北海道稚内市)の斉藤吉広学長は12日、稚内市で記者会見し、収支が悪化し経営危機にあることを明らかにした。存廃について稚内市と協議を本格化させ、年内をメドに方向性を出す。斉藤氏は「理事会で存廃を最終決定するのは難しく、ボールを市に投げ返した形だ。市民を巻き込んだ議論が起きてほしい」と語った。

志願者数は定員割れが続いていた(12日、記者会見する斉藤学長(右)ら=稚内市内)

同大学は情報メディア学部の単科大で、1987年に短大として開校。2000年に四年制大学に改組していた。札幌市にある北星学園大学は別法人。現在は「情報テクノロジー」「地域デザイン」など5コースを設置しており、1学年の定員は50人。ここ10年は新規募集による充足率が50~60%にとどまっていた。

稚内北星学園大学(稚内市若葉台)

2016年度以降、稚内市から年約5000万円の補助金を受けて再建を目指していたが、経営不振の大学に対する私学助成金を削減する国の方針を受けて国庫補助金が16年度の1億2000万円から17年度8500万円、18年度7500万円と減少。収支が悪化し、経営危機に陥った。

具体的には2008年に設立し休眠状態にある「経営改善計画執行会議」を再起動させ、市教育委員会の幹部や大学教授らで幅広く議論する。

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