ダイエー、レジなし買い物を実験 22日から昭和女子大で

2019/7/12 18:58
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ダイエーは12日、昭和女子大学と連携し、レジを通ることなくキャッシュレス決済が可能な「ウォークスルー決済」の実証実験を始めると発表した。実施期間は22~31日。来店者はスマートフォン専用アプリをかざして入店し、欲しい商品を手にとって出るだけで決済される仕組み。IT(情報技術)を活用した次世代店舗を通じ、新たな買い物体験を提供する。

昭和女子大のキャンパス内に菓子など約50品を置いた約7平方メートルの売り場を設置する。ソフトウエア開発のクラスメソッド(東京・千代田)が開発したキャッシュレス決済の手法を使う。

利用者は専用アプリのQRコードをスマホ上に表示し、入り口でかざして入店する。売り場内に設けたセンサーやカメラで人の動きを管理し、デジタル陳列棚の重量センサーで手に取った商品を認識する。来店者は商品を持って売り場から出ると、自動的にクレジットカードで決済される仕組みだ。

ダイエーは「今秋に改めて昭和女子大で実証実験を行い、将来的にはダイエーの小型店舗で導入していく方針」(広報担当者)と説明する。

同社は2019年春からデジタル戦略を加速させている。LINEとデジタルチラシの配信を始めたほか、店内にカメラを設置して来店者の購買動向を分析。ベンチャー企業が開発した栄養管理アプリで新たな来店を促す取り組みも進めている。

一連の狙いについて、ダイエーの伊藤秀樹執行役員は「ダイエーの店舗を訪れる理由を作るため」と説明する。消費者のニーズは多様化し、価格だけでは差異化しにくい。購入方法も含め「コト消費」を訴求し、新たな買い物を提案していく。

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