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阪神、「育てながら勝つ」 4番大山の成長期待

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2019/7/15 6:30
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阪神はオールスターまでの前半戦を終え、39勝41敗4引き分けで借金2の2位タイ。この成績をふがいないとみるか、悪くないとみるかは判断が分かれるところだが、12球団トップの防御率3.40で踏ん張る投手陣の健闘はたたえていい。最下位に沈んだ昨季と同様、今季も打線の得点力不足という課題を抱えながら、「育てながら勝つ」というテーマは継続中。就任1年目の矢野燿大監督の口からは、選手の成長を促す言葉があふれる。(記録は14日現在)

球宴による中断に入る直前、本拠地・甲子園での6連戦で明暗が分かれた。まず元気のない広島に3連勝。勢いを付けて6.5ゲーム差の2位で迎えた首位巨人との8日からの直接対決だった。結果は3連敗。スコアは3-4、0-1、1-4。ここぞの場面で勝負手を決めた巨人に敗れ、点差以上の力の差を感じさせられた。巨人戦のカード3連敗は今季はやくも3度目。ゲーム差は一気に9.5に広がった。

7月7日の広島戦、7回に先制二塁打を放つ大山。50打点はリーグ5位タイだ=共同

7月7日の広島戦、7回に先制二塁打を放つ大山。50打点はリーグ5位タイだ=共同

3連敗後、矢野監督は悔しさをかみ締めつつ、「負けている試合はずっとそうだが、チャンスはつくれるけれど、あと1本が出ない」と総括。この3連戦も、8日は16残塁、9日は7残塁、10日は8残塁1併殺と、何度も塁上を賑やかしながら得点できないシーンが続いた。そして「成長しないと上にはいけない。そういうことが分かるような、オールスターまでの戦いだった」と振り返った。

「4番の重圧と闘いながら」

監督が「成長」を最も渇望しているのは、開幕から全試合で4番を打たせている3年目の大山悠輔だろう。この巨人との3連戦では3戦目こそ3安打を放ち、初回の四球と合わせて全4打席出塁と気を吐いたが、1、2戦目は活躍できず。好機に凡退して責任を一身に背負わされる憂き目にあった。

それでも、矢野監督は大山への期待をこう語る。「もちろん育てるための4番でもある。4番はすごく責任が重い。その重圧と闘いながらやることで、悠輔の成長があると思って4番で使っている。これからもそういう気持ちでやってくれればいい」。現場を預かる責任者であり、結果責任も負う監督から、ここまで期待される右の大砲。重荷と感じるか、意気に感じるか、といえば、後者でなければいけないだろう。

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