臨海地下鉄は「構想段階」 都知事、6路線を優先検討
東京都の小池百合子知事は12日の記者会見で、東京駅から旧築地市場を経由して臨海部までをつなぐ地下鉄計画について、「重要性は認識しているが構想段階だ」との認識を示した。知事は「都心部と臨海部のアクセス強化になる」とメリットは認識しつつも、具体的な計画段階ではないとの構えだ。

都では都心部と羽田空港を結ぶ羽田空港アクセス線など、6路線を優先的に検討する新線と位置付けている。臨海部の地下鉄はこの中に位置付けられていない。10日に開かれた国と東京都の実務者協議会では「新線全般について国にご支援を要請した」という。
6路線の1つである東京メトロ有楽町線の豊洲―住吉間の延伸では「様々な課題の調整を行っているところ」と述べた。有楽町線延伸計画では東京都江東区が最優先に整備すべき路線と主張、早期の実現を求めている。
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