2019年7月22日(月)

人工呼吸器関連肺炎予防の液体歯磨き 広島大など開発

ヘルスケア
中国・四国
2019/7/12 15:25
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広島大学と医療機器開発・製造のメディカルクラフトン(岡山市)などは12日、人工呼吸器関連肺炎(VAP)の予防に適した液体歯磨きを開発したと発表した。即効性と持続性のある2つの殺菌成分を配合し、とろみを持たせることで口の中に残りやすく効果が長時間保つようにした。月内に発売し、主に歯科医院と病院向けに初年度に1万本の販売を目指す。

歯科医院や病院を通じて一般向けにも販売する

両者と化粧品受託製造のプリマール(大阪府摂津市)が産学連携コンソーシアムを形成し、研究・開発を進めてきた。即効性が強い塩化セチルピリジニウム(CPC)、持続性が高いイソプロピルメチルフェノール(IPMP)を最適な濃度で配合しており、1ミリリットルの少量で済むようにした。アルコールを使わず、刺激性も抑えている。

「オーラル プリベント&ケア マウスウォッシュ」の名称で、医療機関を通じて一般向けにも販売する。高齢者の誤嚥(ごえん)性肺炎予防の在宅ケアのほか、フッ素を配合していないためインプラント治療後の患者のセルフケアにも向いているとしている。

院内感染の一種であるVAPの対策で、欧米ではグルコン酸クロルヘキシジンを配合した洗口液を使うのが主流。しかし国内基準では、強いアレルギー反応である「アナフィラキシーショック」防止で成分を薄めるため、効果が弱まるという。

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