2019年7月21日(日)

兼業処分の大阪府警警視正 報酬2000万円受ける

社会
2019/7/12 14:48
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警察官の昇任試験対策問題集の執筆を巡り、出版社から総額で2千万円を受け取っていた大阪府警の野田哲治警視正(58)=12日付で依願退職=は、府警刑事部ナンバー2の参事官を務める幹部だった。

府警捜査1課などを経て2015年に警視正に昇任した。17年には曽根崎署長に就任し、18年からは刑事部参事官として捜査指揮などに当たってきた。

府警によると、野田警視正は09年ごろ、知り合いだった出版社関係者から執筆依頼を受けた。「後輩の昇任に役立てるのならと断り切れずに始めた。兼業に当たるとの認識はあったが、立場上許可が下りないだろうと思い届け出なかった」と説明しているという。

関係者によると、野田警視正は問題が発覚した当初、内部調査に「(原稿の執筆などは)親族がやった」と自身の関与を否定していた。処分を受けて警視正は「組織に多大な迷惑を掛けた」と話したという。

府警の葛城祐士監察室長は「警察への信用を失墜した事案で、今後も職員には公務員としてふさわしい行動をとるよう指導を徹底したい」とのコメントを出した。

府警によると、野田警視正のほか、警部補~警視の階級だった警察官12人も原稿執筆の報酬を受け取っていたが、金額や回数などを考慮して懲戒処分は見送ったとしている。

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