ハンセン病家族訴訟を巡る首相談話要旨

2019/7/12 14:06
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控訴見送りを決めたハンセン病家族訴訟を巡る首相談話の要旨は次の通り。

ハンセン病家族国家賠償請求訴訟の熊本地裁判決について、私はハンセン病対策の歴史と、筆舌に尽くしがたい経験をされた患者・元患者の家族の労苦に思いを致し、極めて異例の判断だが控訴しない決定をした。

どのように責任を果たしていくべきか、どのような対応を取っていくべきか、真剣に検討を進めてきた。施設入所政策の下、患者・元患者のみならず、家族にも社会に極めて厳しい偏見、差別が存在したことは厳然たる事実。深刻に受け止め、患者・元患者、家族が強いられた苦痛と苦難を政府として深く反省し、心からおわび申し上げる。家族と直接お会いしてこの気持ちを伝えたい。

判決には重大な法律上の問題点があるが、家族の労苦を長引かせるわけにはいかない。早期に解決を図るため、問題点について政府声明を発表し、控訴しないことにした。賠償を速やかに履行し、訴訟への参加・不参加を問わず、家族を対象とした新たな補償の措置を講じることとし、検討を早急に開始する。人権啓発、人権教育などの普及啓発の強化に取り組む。

家族の声に耳を傾け、寄り添った支援を進め、問題解決に全力で取り組む。家族が安心して暮らせる社会を実現する。〔共同〕

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