日韓当局、議論は平行線 輸出規制巡り初会合
5時間超も事実確認に終始

2019/7/12 14:05 (2019/7/12 21:40更新)
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日韓両政府は12日、経済産業省内で事務レベルの会合を開いた。日本政府が韓国向けの輸出規制を強化して以降、会合は初めて。日本側は安全保障に基づく規制強化だとして制度概要などを説明した。事実関係の確認などに終始し、議論は平行線に終わった。日韓関係の改善に向けた糸口が見えない状態が続いている。

輸出規制について韓国側(手前)への事務的説明に臨む経産省担当者(12日、経産省)

輸出規制について韓国側(手前)への事務的説明に臨む経産省担当者(12日、経産省)

日韓ともに、貿易管理分野を担当する課長級の職員が会合に臨んだ。会合は当初想定を大きく超え、5時間以上に及んだ。日本側は規制強化の理由として、韓国の輸出管理体制の脆弱さや、同国向け輸出で不適切な事案が起きたことなどを改めて挙げた。不適切な事案は韓国から第三国への不正輸出ではないと説明したが、詳細は明かさなかった。次回以降の開催についての見通しは立っていない。

韓国政府によると、同国は輸出管理手続きにかかる審査期間の短縮を要請した。規制強化は「世界的なサプライチェーンに重大な影響を与える」との懸念も伝えたという。

日本政府は4日、韓国への輸出規制を強化した。軍事転用が可能な品目で審査・許可を求める「リスト規制」では、フッ化水素やフッ化ポリイミドなど3品目について個別許可を求めている。

韓国大統領府は12日、日本による輸出規制の強化を巡り、日韓両国の輸出管理体制の調査を国連安全保障理事会などに依頼することを提案すると表明した。韓国側に不備がないと分かれば、日本側に謝罪と規制強化の即時撤回を求めるとした。

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