2019年7月20日(土)

メキシコ大統領、FTに謝罪を要求 経済政策批判され

中南米
2019/7/12 6:56
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【サンパウロ=外山尚之】メキシコのロペスオブラドール大統領は11日、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)に対し、「メキシコ国民に謝罪すべきだ」と述べた。FTが同氏の経済政策を批判する記事を掲載したことに対する反論で、経済が低迷する中、海外メディアとの対立姿勢が目立つようになっている。

メキシコのロペスオブラドール大統領は大衆迎合的な政策を掲げる(メキシコシティ)=ロイター

FTは10日、「ロペスオブラドールは経済の実態を受け入れる必要がある」という記事を公表。ロペスオブラドール氏は11日の記者会見でこの記事について問われた際、「この新聞(FT)はメキシコ国民に謝るべきだ。この新聞はメキシコで汚職があった時に黙っていた」と述べ、「彼らは有名かもしれないが、客観的ではなくプロフェッショナルでもない」と酷評した。

左派のロペスオブラドール氏は昨年12月に就任後、首都の新空港建設を突然中止するなど、前政権までの対外開放・自由主義の経済路線を否定。貧困層向けのポピュリズム(大衆迎合主義)的な政策を打ち出している。9日には財務公債相を務めていたウルスア氏が経済政策に対する意見の不一致を理由に辞任を表明するなど、経済の混乱が深まっていた。

ロペスオブラドール氏は5月に米紙ニューヨーク・タイムズの報道に対しても不満を表明している。支持率が下落傾向にある中、国民の批判を歴代政権や海外メディアに向けさせる狙いがあるとみられる。

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