2019年9月19日(木)

Tモバイル・スプリント、統合期限を再延期か 米報道

ソフトバンク
2019/7/12 4:37
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【ニューヨーク=清水石珠実】ソフトバンクグループ(SBG)傘下で米携帯通信4位のスプリントと3位のTモバイルUSが、経営統合手続きの完了期限の再延期を検討していることが明らかになった。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ、電子版)が11日報じた。現在の期限は7月29日だが、2社は米司法省の承認を得るにはもう少し時間が必要との感触を持っているという。

SBGは約2兆円で買収したスプリントへの投資の「出口」を合併に求めており、合併の行方次第でこの戦略が狂いかねない。スプリント保有株の価値は3兆円弱と投資先全体の1割強を占め、合併が頓挫すればスプリントの株価が下がり、保有株式の価値も毀損する可能性がある。

スプリントとTモバイルUSは経営統合手続きの再延期を検討している=ロイター

スプリントとTモバイルUSは経営統合手続きの再延期を検討している=ロイター

司法省は2社に対して承認の条件として、プリペイド事業の一部などを切り離し、携帯参入を目指す米衛星テレビ大手ディッシュ・ネットワークに譲渡することを求めているとされる。ディッシュを業界4位に育てる道筋を整えることで、「3位と4位の合併で寡占化が進んだ」との批判を回避するためだ。

WSJによると、話し合いに参加しているTモバイルやその親会社である独ドイツテレコム、ディッシュや司法省は、合意に向けて前向きな話し合いを進めているが、詳細を詰めるのに時間がかかっているという。

スプリントとTモバイルは2018年4月、経営統合することで合意したと発表。1年後の手続き完了を目指していたが、統合に必要な米司法省と米連邦通信委員会(FCC)の承認取得に時間がかかり、19年4月に一度期限を延期していた。

FCCのパイ委員長は5月、農村部での通信網整備などの条件付きで合併を認める意向を示した。そのため、FCCからの承認獲得はほぼ確実とみられている。

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