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横浜DeNAベイスターズ・三原代表 ファン目線で

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神奈川県の地元球団、横浜DeNAベイスターズは2019年シーズンからゼネラルマネジャー(GM)制度を廃止した。それまでGMが担っていたドラフト選手の指定などチーム編成を受け継いだのが球団代表の三原一晃(51)だ。プロ野球経験がなく異例の抜てきだが「プロの常識がない分、自由な考え方で取り組める」と観客目線を大切にし、地元に根ざしたチームづくりに軸足を置く。

横浜スタジアムでは、グラウンド横の専用部屋でプレーを見守る。本拠地以外の試合にも同行し、練習や天候状況にも気を配る。視線はグラウンドだけでなく、観客席にも向けられる。プロ野球を宝塚歌劇にたとえて「同じライブエンターテインメント。価値を持たせるのは観客動員数だ」と興行視点で訴える。

球団イメージを重視し、チームグッズの普及にも携わってきた。専務就任後の15年には神奈川県内の保育園や小学校にチームカラーの帽子を計72万個配布し、話題になった。家族で球場を訪れる人も増え「地域に認めてもらえるきっかけになった」という。もっとも焦って決めたグッズのデザインには今でも後悔があり、反省を生かすため、あえて社内の自席にこのグッズを飾っている。

野球経験は「少年野球チームで2~3年」程度で「思い出があるほどではない」と苦笑する。選手目線を取り入れるため、チーム編成は元選手の幹部陣と相談しながら決めている。

米国の大学を卒業後、工具や資材を扱う商社に就職し、30代半ばでディー・エヌ・エーに移った。商社時代から長く人事に携わった経験が現在のチーム編成にも生きている。「適材適所で人材を配置する。組織が継続していくために非常に重要だ」。今シーズンはベイスターズ元選手の三浦大輔氏もコーチに起用した。

今後の目標を聞かれると「優勝だ」と即答。「長いこと優勝から離れている。秋にみんなで喜べたら」と意気込む表情は選手に引けを取らない熱量を帯びている。=敬称略

(浦崎唯美子)

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