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求人サイトのディップは11日、2020年2月期の連結純利益が前期比6%減の84億円から1%増の90億円の間になりそうだと発表した。従来予想は21%減の70億円だった。求人サイトの営業人員を新規事業の立ち上げに振り向け、売り上げが減少する計画だったが、方針を転換する。
売上高は前期比8%増の456億円から11%増の467億円を見込む。従来予想は2%増の430億円。人手不足を背景に、正社員転職サイト「バイトルNEXT」の広告掲載が好調だ。郊外や地方で営業拠点を拡大したことも寄与する。
ディップは人材派遣会社を対象に、採用に関わる応募や面接の設定などの業務を自動化する人工知能(AI)サービス事業を立ち上げる。当初は求人サイトから同事業に人材を振り向ける予定だったが、主に新規に採用した人材を充てることにした。
同日発表した19年3~5月期の連結決算は、売上高が前年同期比11%増の120億円、純利益が15%増の24億円だった。