/

ライチョウのひな全滅か 中アでふ化の5羽、長野

 中央アルプスで半世紀ぶりに確認されたライチョウの雌とふ化したひな(2日)=環境省提供・共同

環境省は11日、長野県の中央アルプスで1日にふ化が確認された絶滅危惧種ニホンライチョウの5羽のひなが、全て死んだ可能性があると明らかにした。生息地復活を目指す初の試みとして、中央アルプスに1羽だけ生息する雌にほかの個体の有精卵6個を温めさせて生まれた5羽だった。

担当者は「悪天候による衰弱か天敵による捕食が考えられる。残念で悲しい」と話した。

環境省信越自然環境事務所(長野市)によると、11日午前10時45分ごろ、巣から約400メートル離れた中ア駒ケ岳の山頂の急斜面で雌親1羽を確認。通常ライチョウのひなはふ化後1カ月間は母親と行動するが、付近には1羽もいなかった。野生下のライチョウのふ化後1カ月の生存率は約20%と非常に低く、保護活動の課題となっている。

中央アルプスでは1969年の目撃を最後に絶滅したと考えられていたが、昨年7月に雌1羽が半世紀ぶりに見つかった。今年6月、この雌の産んだ無精卵を、北アルプスで採取した別の雌の有精卵と入れ替えていた。

同事務所の自然保護官福田真さんは「厳しい生存率と認識はしていたが、まだ10日しかたっていない。1羽でも生きていてほしかった。今後は捕食者対策やケージによる保護などで可能な限り対策していく」と話した。〔共同〕

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン