「相棒、安らかに」 警視庁が警察犬慰霊祭
事件捜査や行方不明者の捜索などで活躍した警視庁の警察犬の慰霊祭が11日、東京都板橋区のペット霊園「東京家畜博愛院」であった。警察犬とともに捜査に当たった鑑識課などの警察官25人が参列し、慰霊碑の前で冥福を祈った。

慰霊碑は1968年に完成。昨年の慰霊祭があった18年3月以降に死んだ4頭が新たに供養され、合祀(ごうし)されているのは計257頭になった。18年12月に死んだラブラドールレトリバーの「ボイド号」は05年に車から覚醒剤を発見して容疑者の摘発に貢献したとして、警視総監賞を授与された。
鑑識課の井ノ口徹課長は「鑑識課員として本当によく頑張ってくれた。お疲れさまでした。どうか安らかに眠ってほしい」と話した。