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ベネズエラ、インフレ率44万%に低下 外貨シフト進む

【サンパウロ=外山尚之】南米ベネズエラの国会は10日、6月のインフレ率が年率44万5482%だったと発表した。インフレ率は1月に記録した268万%をピークに下落傾向にあり、5カ月連続で前月実績を下回った。国民が自国通貨の代わりにドルなどの外貨を使う動きが広がり、物価上昇を抑えている。一方で経済の崩壊は続いており、抜本的な解決にはつながっていない。

ベネズエラのマドゥロ大統領(9日、カラカス)=ロイター

6月単月の上昇率は前月比24.8%と、5月から約7ポイント下落した。既にベネズエラ国内の商取引のうち、4割がドルなど外貨を使ったものに移行しているとされ、これが物価の安定につながったとみられる。中央銀行による資金供給の制限に加え、商取引の減少や通貨の安定もインフレの沈静化に寄与した。

インフレの沈静化にメドが立ちつつある一方、マドゥロ政権による独裁は続いており、米国の制裁も相まって経済の崩壊は加速する一方だ。地元からの情報によると、7日に発生した停電で主要製油施設が稼働を停止するなど、依然として不安定な状況が続いているという。

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