VW「ビートル」、80年の歴史に幕 メキシコ生産終了

2019/7/11 6:11
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【メキシコシティ=丸山修一】独フォルクスワーゲン(VW)は10日、小型車「ビートル」の生産を終了した。世界で唯一生産していたメキシコ中部プエブラの工場では生産終了を記念するイベントが開かれ、「ありがとう、ビートル」とスペイン語で書かれたTシャツを着て従業員らが約80年の歴史を持つビートルに別れを告げた。

ビートルは1930年代のナチスドイツ時代の大衆車構想に源流を持つ往年の名車だ。丸みを持つ独特のフォルムで「カブトムシ」の愛称で知られた。特に初代モデルは2千万台以上が生産されたという。現行モデルは3代目だ。世界各地に熱烈なファンを持つが、メキシコでもタクシーの大半がビートルだった時代があった。

北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定、USMCA(米、メキシコ、カナダ協定)の発効が遅れる中、米トランプ政権は不法移民対応を巡り、メキシコからの全輸入品への追加関税発動を視野に入れており、メキシコは北米向けの輸出拠点としては不安定な状況にある。それでもVWはプエブラ工場で、新たに北米向けのSUVの生産を予定している。

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