弱まる株高の原動力、長期マネーは慎重
米州総局 後藤達也
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米国株の上値が重くなってきた。10日、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が7月に利下げすることを示唆し、ダウ工業株30種平均の上昇幅は一時200ドルに迫ったが、その後伸び悩んだ。投資信託など長期スタンスのマネーが株式市場から離れ始めており、株価上昇の原動力が弱まっている。
パウエル議長は10日、米下院での証言に臨んだ。米CNBCは証言の様子を長時間中継するなど、市場関係者の注目は高かった。パウ...
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