2019年8月23日(金)

北関東3県の人口減加速 外国人の流入増、自然減和らげる

2019/7/10 19:19
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総務省が10日発表した住民基本台帳に基づく人口動態調査(2019年1月1日時点)で、北関東3県の人口はいずれも減少した。日本人は出生数を死亡数が上回る自然減のペースが加速する一方、外国人人口がこれを和らげる形で増加。人口増となった10市町の一部ではプラスの要因となった。群馬県は人口全体に占める外国人の比率が上昇し全国3位となった。

茨城の人口は18年比1万4903人減の293万6184人だった。減少率は0.51%で前年から0.19ポイント拡大した。44市町村の大半が人口減となるなか、つくば市、守谷市、神栖市、つくばみらい市、阿見町の5市町はプラスとなった。

栃木の人口は同9617人減(0.48%減)の197万6121人で人口増は25市町のうち、小山市と高根沢町の2市町のみだった。群馬の人口は9382人減(0.47%減)の198万1202人だった。人口が増えたのは35市町村で伊勢崎市と太田市、吉岡町の3市町に限られた。

3県とも少子高齢化を反映し自然減が続くなか外国人の流入が人口減を和らげる構図は共通だ。茨城は日本人が1万7986人減ったのに対し、外国人は3083人の増加となった。栃木も1万1432人の日本人減少に対し、外国人が1815人増えた。

なかでも群馬は日本人の1万2471人減に対し、外国人は3089人増と3県で最も増加した。伊勢崎市や太田市、大泉町など県南の工業地域を中心に外国人労働者が多いこともあり、人口全体に占める外国人の割合は2.86%に上昇。東京、愛知に続いて全国3位となった。

人口が増えた10市町のうち、自然増かつ転入超過なのは、茨城のつくば市、守谷市と群馬の吉岡町の3市町のみだった。つくば市と守谷市はつくばエクスプレス(TX)沿線で人口増が続く。吉岡町は幹線道路沿いに大型商業施設が進出、前橋市や高崎市のベッドタウンとして転入超過を保つ。住宅購入者への利子補給など移住支援の効果も出ているようだ。

残り7市町は自然減だが転入超過が上回り人口増となった。とりわけ茨城の神栖市と栃木の小山市、高根沢町、群馬の太田市の4市町は外国人が日本人の減少を補うペースで増え、人口増の自治体となった。

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