2019年7月23日(火)

東北、人口の減少幅拡大 秋田・青森など4県1%超

北海道・東北
2019/7/10 18:56
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総務省が10日発表した住民基本台帳に基づく2019年1月1日時点の人口動態調査によると、東北6県の人口(外国人含む)は前年比0.94%減の884万2608人だった。青森、岩手、秋田、山形の4県が減少率1%を超え、全国のなかで東北の減少幅が一段と拡大している。一方で外国人の人口は6県合わせて4351人増えた。

日本人の人口減少率を都道府県別にみると、最も高かったのは秋田(1.48%)で、2位は青森(1.28%)、3位に岩手(1.17%)が続いた。5位に山形、7位に福島が入った。全国で減少率が高い上位10県のうち5県を東北勢が占めている。6県合計でみると、1年間に8万8580人が減った。減少数は前年より5千人増えた。

出生数から死亡数を差し引いた「自然増減」の減少率が全国1位は秋田で1.03%だった。3位の青森(0.78%)、4位の岩手(0.78%)、5位の山形(0.76%)が上位5県に入った。少子高齢化に伴う自然減が減少幅を拡大した。転入数から転出数を差し引いた「社会増減」の減少率は青森の0.50%が全国で1位だった。3位は秋田の0.45%で、福島の0.39%が4位。減少数は福島が7611人、青森が6487人だった。

東北の市町村別で日本人の人口の増加数が最も大きかったのは仙台市で1682人増。これまで東北の他県や県内から人口が流れ込む「一極集中」が続き、社会増減がプラスだったために人口増を下支えしてきた。

だが17年に戦後の一時期を除いて初めて自然減に転じた。東北経済をけん引してきた仙台市も数年以内には人口が減少局面に入るとみられ、東北全体の市場規模が縮小することへの懸念が高まっている。

市町村別の減少数が最も大きかったのは青森市の3094人。2位が福島県いわき市の3065人、3位の秋田市の2711人と続いた。

一方、外国人の人口は増えている。東北6県の外国人数は7.9%増の5万9229人だった。増加数が最も多かったのは福島で1263人。宮城が1084人と続いた。最も少なかったのは秋田の171人だった。

各県で増加を後押ししているのが外国人労働者だ。東日本大震災で被災した沿岸部の水産加工では人手不足が深刻で、外国人の採用数が急増している。

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