BMW、英工場の生産を一部移転 EU離脱で独に

2019/7/10 1:36
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【ヘルシンキ=佐竹実】独BMWは、英国にあるエンジン工場の生産の一部をドイツに移管することを決めた。英フィナンシャル・タイムズなどが9日、同社幹部の話として報じた。10月末に予定される英国の欧州連合(EU)離脱で、大陸欧州との間に関税が復活する恐れがある。米フォード・モーターも英工場を縮小するなど、製造業による英国拠点の撤退・縮小が相次いでいる。

独BMWの小型車「ミニ」を生産する英国内の工場=ロイター

BMWが生産の一部をドイツに移管するのは、英中部のハムスホール工場。同工場から南アフリカの組み立て工場向けにエンジンを輸出していたが、ドイツからの輸出に切り替える。南アの代わりに英から米国への輸出を増やし、生産量自体は維持するという。

英国がEUから離脱すれば、南アとEUが結ぶ貿易協定の条件が適用されなくなる恐れがある。さらに英議会がEUとの離脱協定を批准できなければ、関税が突如復活する「合意なき離脱」となる。だが、与党・保守党の党首選では合意なき離脱も辞さないとする候補がリードしており、産業界の警戒感は強い。

BMWは、合意なき離脱となった場合は「ミニ」の生産を一部オランダに移すことを視野に入れている。

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