中国動画配信「闘魚」、米上場で最大1100億円調達へ

2019/7/9 21:46
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【上海=松田直樹】中国で動画配信アプリ「闘魚」を運営する武漢闘魚網絡科技が米ナスダックに上場申請し、最大で10億8千万ドル(約1100億円)の資金調達を計画していることがわかった。アプリなどシステム開発への投資に充てるとみられる。

闘魚はゲームのライブ配信で多くの視聴者を獲得している(同社のアプリ)

同社が9日に更新した上場申請書類によると、1株あたり11.5~14ドルで売り出す計画だ。18年の利用者数は約2億5000万人で、若者を中心に人気を集めている。スマートフォンやパソコンゲームの実況動画を配信したり、視聴したりすることができる。

闘魚へは中国のネットサービス大手、騰訊控股(テンセント)が約4割出資している。今後はテンセントの主力であるゲーム部門との連携を強化し、さらなる事業の拡大につなげる。闘魚の2019年1~3月期決算は売上高が14億元(約220億円)、最終損益は1800万元の黒字(前年同期は1億5000万元の赤字)だった。

中国は世界最大のゲーム市場であるものの、政府による規制の影響で成長の鈍化は避けられない見通し。テンセントは未成年のユーザーに対し、ゲームの利用時間に制限を設けるなどの対応を進めている。こうした規制のなか、闘魚がどんな成長戦略を描くのかが注目される。

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