VAIO、小型のパソコン発表 設立5周年を記念

2019/7/9 17:55
保存
共有
印刷
その他

パソコンメーカーのVAIO(長野県安曇野市)は9日、都内で新製品発表会を開いた。2種類のパソコンとロボット開発を効率化する技術を使った製品を発表。VAIOは2014年にソニーから独立して以来、パソコンや電子機器の受託製造サービス(EMS)事業を伸ばしてきた。パソコンを通じて働き方改革など生産性を高める取り組みを支援する。

VAIOは設立5周年を記念してパソコンの新製品を発表した

VAIOは「VAIOSX12」(個人向け)、「VAIO ProPJ」(法人向け)を発売する。897グラム以下でA4用紙よりも小さい小型モデルだが、12.5型ディスプレーと一般的なデスクトップパソコンと同等のキーボードを搭載した。性能と持ち運びやすさを両立して生産性向上を支援する。

パソコン市場はスマホなどの普及で個人向けが低調だが、働き方改革を追い風に法人向けが伸びている。VAIOも法人向けが販売台数全体の約72%を占める。同社は5周年を記念してコーポレートカラーと同じ濃い藍色のパソコン2モデルも数量限定で発売する。

VAIOはEMSにも力を入れる。同社は1月にロボット開発を効率的にするプラットフォームを発表した。同社の音声認識技術を応用し、人気キャラクター「コウペンちゃん」を起用した製品を19年中に発売する。VAIOの吉田秀俊社長は「長期的にはEMSの成長は不可欠だ」と話す。

VAIOはソニーから14年に独立し、独自のパソコンやEMS事業を展開してきた。法人向けの需要の拡大や新製品の投入により、18年度の営業利益は昨年比約4割増を見込む。吉田社長は設立してから5年間を「ブランド力をいかに維持できるかが一番の勝負だった」と振り返った。

(清水孝輔)

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]