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廃炉向け遠隔システムのデモ室を開設 三井E&S系

三井E&Sホールディングス(HD、旧三井造船)の機械部門子会社、三井E&Sマシナリーは9日、原子力発電所の廃炉向け遠隔操作システムのデモルームを岡山県玉野市に開設した。ロボットやマニピュレーター(人工腕)をそろえ、操作を体験できるようにした。まず東京電力福島第1原子力発電所の廃炉作業への納入を目指し、施設を有効活用して売り込みをかける。

同HDの玉野総合事務所内で精密機器製造や開発に使っていたクリーンルーム(約200平方メートル)を改装。耐放射線性能が高いアーム型ロボットに加え、機械式やクローラー付きの自走式のマニピュレーターなど計6台の機器を展示している。会議室や部品保管スペースを含めた延べ床面積は約400平方メートルで、総投資額は約7億円。

施設内では、実際にモニターやコントローラーを使って機器の遠隔操作の体験ができる。展示に加えて、運転・保守要員の訓練や育成にも活用する考えだ。

三井E&Sマシナリーは使用済み核燃料の再処理や核廃棄物処理向けの機器で、国内シェア4割を持っている。同社では福島第1原発の廃炉作業向けでの納入をめざしており、山田満取締役執行役員は「機器単体の販売から問題解決につながるソリューション型営業に移行させたい」としている。将来は廃炉向け機器で、年商20億~30億円規模に育成する方針だ。

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