2019年7月22日(月)

米研究拠点の採用に年収1億円提示も、NTT社長

ネット・IT
北米
2019/7/9 10:23
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【シリコンバレー=白石武志】NTTの澤田純社長は8日、米シリコンバレーで発足した基礎研究拠点での人材採用に年収1億円超を提示する可能性があると述べた。日本の同社のトップクラスの研究者の5倍の水準という。ただ、現地のネット大手との比較では見劣りするといい、人材獲得にあたっては金銭面よりも研究の自由度の高さなどの魅力を訴える考えを示した。

米研究子会社の開所式に参加したNTTの澤田社長(8日、米カリフォルニア州)

米カリフォルニア州に2019年4月に設立した研究子会社NTTリサーチが7月8日に開いた開所式で、日本経済新聞などの取材に答えた。澤田社長は新拠点での研究者の採用について「日本(のNTTの研究拠点)ではエキスパートでも年収2000万円程度だが、米国ではその5倍を超えるケースも出てくると思う」と述べた。

NTTリサーチは7月に20人強の研究者で発足した。米スタンフォード大学などの研究機関と連携し、量子コンピューティングや暗号情報理論、生体情報処理などの基礎研究を担う。先端分野での知的財産の蓄積や研究者同士のネットワークづくりを主導することを目的としており、澤田社長は「かなり先(の実用化テーマ)を狙っていく」とも述べた。

NTTは新拠点での活動に今後5年で累計250億円を投じる計画で、多くは研究者らの人件費や大学との共同研究費などに充てるという。将来的には新拠点の研究者を50人規模に増やす方針で、積極的な採用活動を続けている。

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