ペンス氏「米軍は準備整う」 イランをけん制

2019/7/9 5:10
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【ワシントン=中村亮】ペンス米副大統領は8日、イランによるウラン濃縮度の引き上げや米国の無人機撃墜に触れて「イランは米国の自制を決断力の欠如と誤解すべきではない」と語り、対抗措置を講じる構えを見せた。「中東地域での国益や米国人を保護するため米軍は準備を整えている」とも強調し、軍事攻撃も排除しない考えを示唆した。ワシントン市内で開いたキリスト教右派のイベントで語った。

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米ホワイトハウスによると、トランプ大統領は8日にフランスのマクロン大統領と電話し、イランの核開発阻止に向けた方策を議論した。マクロン氏はイラン核問題について15日までに関係各国による対話再開の条件を探る協議を開くことでイラン側と合意している。協議に向けて米国と意見を擦り合わせた可能性がある。

米欧など6カ国とイランが2015年に結んだ核合意はイランによるウランの濃縮度を3.67%に制限したが、8日には濃縮度が4.5%程度に達したことが明らかになった。ただちに核爆弾の製造にはつながらないとみられるが、米欧は将来的な核開発に向けた動きとみてイランに対する警戒を強めている。

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米国のボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)は8日の演説で「イランが核開発計画を断念するまで圧力を強化する」と警告した。英領ジブラルタルの自治政府がイランの大型石油タンカーを拿捕(だほ)したことを評価し「制裁逃れを摘発することはイランの財政力をそぐために重要だ」と強調。「制裁履行に関して同盟国との協力をさらに深める」と説明した。

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