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かんぽ生命、2万2千件で保険料の二重払い

かんぽ生命保険が顧客に不利益となる保険の乗り換え契約をしていた問題で、顧客に半年以上にわたって新旧契約の保険料を二重払いさせていた事例が約2万2千件あることが8日分かった。2016年4月~18年12月の契約分でこうした二重払いを確認した。

かんぽ生命では新契約を結んで6カ月以内に旧契約を解約すれば乗り換えとみなし、郵便局員に支払われる手当や営業成績が新契約の半分となる。このため、一部の局員が手当の満額受給などを狙い、6カ月が経過した後に解約させる不正販売をしていたという。顧客は解約まで新旧両方の契約の保険料を負担する。

顧客が旧契約の解約から3カ月以内に新契約を結んだ場合も乗り換えとして扱うので、局員は手当てや営業成績が減る。このため解約からの期間が3カ月を超えてから新たな契約を結ぶ事例も多かった。新契約までの間、顧客は保険に入っていない状態になる。契約前の4~6カ月間に無保険だったケースが16年4月~18年12月の契約分で約4万7千件あった。

かんぽ生命は6月、乗り換え販売時に健康状態の悪化などを理由に再契約できなかった不利益販売の事例が5年間で約1万8900件あったと発表した。今回発覚したのはまた別の問題で、影響が広がりそうだ。

金融庁はかんぽ生命のずさんな販売体制を問題視している。同社の報告次第では、金融庁は販売体制の改善を求める可能性がある。

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