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インド株が連日安、政府予算に失望感

【ムンバイ=早川麗】インドの株式市場で第2次モディ政権の予算案への失望が広がっている。主要株価指数であるSENSEXは5日の予算案発表後、2営業日続けて下落し、9日も一時下げた後、前日並みで引けた。選挙で公約したインフラ投資以外は目新しい景気刺激策がないと受け止められたようだ。

ムンバイ証券取引所のSENSEXは8日、2%安の3万8720台となり、15営業日ぶりに3万9000台を割り込んだ。銀行や自動車を中心に売られた。ナショナル証券取引所のNIFTYも2%下落した。いずれの指数も1日の下落幅としては今年最大だった。

モディ政権は5月の総選挙後初となる予算案で、歳出総額を27兆8千億ルピー(約43兆円)と前年度より13%増やしたが、目立った景気対策はなかった。5年間で約8000億ルピーを投じ、12万5000キロメートルの道路を整備することや鉄道網の拡充を打ち出したが、選挙で公約した「インフラ投資に5年で100兆ルピー」の一部にすぎない。

販売減少が続く自動車業界は自動車にかかる税率の引き下げなどを求めていたが、予算案には盛り込まれなかった。逆に自動車部品の輸入関税が引き上げられ、業界から「需要を底上げするものではない」(独メルセデスベンツインド法人のマーティン・シュベンク社長)と不満が上がった。

印資産管理会社の幹部は「市場は消費を刺激する施策がなかったことに失望している」と指摘した。

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