2019年8月20日(火)

インドネシア不動産大手、社長交代で混乱

アジアBiz
2019/7/8 22:50
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【ジャカルタ=鈴木淳】インドネシア証券取引所に上場する不動産大手のジャバベカは8日、株主総会で社長交代の動議が可決され「社債買い戻しの義務が発生してデフォルト(債務不履行)に陥る可能性がある」と発表した。発行した社債の一部に社長を含む経営陣の交代が発生した場合、社債を買い戻す条項があり、3億ドル(約320億円)以上の支払いが発生する見込みだ。

8日、ジャカルタで記者会見するジャバベカの経営陣

同社によると、6月28日に開催された株主総会で、一部株主が、ブディアント社長が退きスギハルト元国営企業担当相が後任に就く人事案の動議を提案し、52%の賛成で可決された。スギハルト氏は7月末にも就任する。

会社側には事前の協議などはなかったという。会社側は「株主総会の運営の手続きを再確認する」としていて、議決の正当性を疑問視している。

ブディアント氏は8日、記者会見で「我々は被害者だ」と述べた。次期社長側は主張を明らかにしていない。

ジャバベカの子会社が2016年に発行したドル建て社債の目論見書では「会社の『支配の変更』があった場合、社債を買い戻す」などとする条項がある。ただ会社側は何が「支配の変更」にあたるのか、具体的には明らかにしていない。

同社は7日、証券取引所での開示で「デフォルトの恐れがある」と発表した。買い戻しにかかる資金がすぐには用意できないためだとみられる。証取は8日、同社株の取引を停止した。

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